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【レポート】「コウカシタ創業スクール2015」DAY4 デザイン/情報戦略
さて、「デザイン」と「情報戦略」について学ぶ スクール4日目は、
事業の軸を見つめ直す1日です。
まずは前回の課題、”自分のプランについて100人に聞いてみる”をシェアします。
友人家族や現在のしごと仲間、Facebookでの投稿など、
様々な方法で声を集められてきたようです。
「自分の中でごちゃごちゃしていた部分に気がついた」
「厳しい意見をもらって課題が見えてきた」
「応援してもらえるなんて意外だった」
悩んでいる段階で聞いていいのだろうか、
プランを真似されるのではないかなど不安になりますが、
自分のプランを客観的に見るために有効な1つの方法です。
集まった声をすべて”受け入れる”のではなく、
一つの意見として”受け止める”ことがポイントです。
午前中のプログラムは、デザインディレクターとして活躍されている萩原修さんによる
「プロジェクトのデザイン」。
プロジェクトの見せ方、コンセプトの作り方などを考え、
今考えている事業を客観的に見る時間です。
萩原さんが関わられているプロジェクトを紹介していただきつつ、
デザイナーさんとしごとをするということ、
また萩原さん自身のしごとスタイルについてお話くださいました。
今は主に多摩地域で活躍されている萩原さん。
しかし、当初は「仕事は都心にしかないと思っていた」そうです。
また、萩原さん、極度の人見知りだそう。意外ですね。
人見知りだからこそ、知らない人を減らすために知り合うと発想で
知り合いを増やしていったそうです。まさに逆転の発想です!
萩原さんは、「つくるとつかうの間をつなぐのがデザイナーの役割と考えている」のだそう。
「くらしのためということを考えていないデザイナーは、デザイナーじゃないと考えているんです」。
モノではなく仕組みを含めてデザインしていく。
目的はなんなのか常に振り返ってみる、そのプロセスが大切なのだと萩原さんは言います。
そんな萩原さん自身がデザイナーとつきあう際、
大事にされていることを5つお話くださいました。
例えば、”信頼関係を築く”ため、最低限2人で3回くらい飲みに行かれるそう。
「お金以上に大切だと思っているのは、デザイナーがやりたいと思うデザインとどれだけシンクロできるか。
それが面白いものを生み出していく頼み方だと思っています」
また、信頼関係のできているデザイナーがいるなら、相談することで形が決まっていくことも。
「できるだけ早く相談した方がいいと思っています。僕もしごとの90%は打ち合わせ。
もやもやしてる中で相談しつつ、形にできるタイミングになったらやってもらうのがいいと思います」
信頼できる仲間と一緒にやる、企画書はつくらない、プレゼンテーションをしない等、
萩原さんとしてのしごとの”仕方”を持たれていることがよくわかります。
「いっしょに何かやりましょう」という萩原さんの言葉通り、
自分1人から始まった事業も、たくさんの人と一緒に形作っていくものなのです。
さて、午後からは「情報戦略」を学びます。
情報表現の第一人者であるメディアファシリテーターの佐々木博さんをお迎えしました。
子育ては熊本、東京でもしごとして、と多拠点生活に挑戦中という佐々木さん。
道具も場所もシェアすれば、コストも生き方もラクになるという、
シェアリングエコノミーを研究されているそう。
“みんなでやれば上手くいく”というシンプルな方法論です。
「事業は1人でやらないことが最大鉄則なんですよ」と佐々木さんは言います。
ポイントになってくるのは、自分の事業や思いを"語ってもらう"ということ。
ソーシャルメディア元年と言われる2010年以降、
情報はメディアからの一方的な発信ではなく、
お客さん同士でやり取りした上で商品を選ぶ時代。
人に「拡散希望!」とお願いしなくても、広げてもらうためにはどうすればよいでしょうか。
佐々木さんによると、
注目されるというより、コミュニケーションを誘発する種をいかにつくるのかが大切なのだそう。
「今日のスクールが終わったら、チラシでもホームページでもいいので、
プロトタイプを1つ作ってみてください」。
佐々木さんがオススメされたのは、無料のサービスをフル活用したブログ。
"なぜ"その事業をするのかというストーリーを発信し、
具体的にどんなニーズがあるのか、反応はどうか、
テストマーケティングをしてみることです。
短期的に来てもらって売りつけるメディアではなく、
長くファンになってもらうためにメディアをどう使うのかを考えることが大切なのです。
また、後半では「それぞれの事業のキーワードを3つ書き出し、タグ化する」というワークも行いました。
自分にとってポイントとなるものを3つ書き出すには、
対象はだれで、どんな悩みを持っているのか潜在的なところまで考える必要があります。
キーワードから色々な事業を考えてみたり、進めながらキーワードを考え直すことも大切です。
「この創業スクールの全6回の中で本当に自分が何をしたいのか見直しましょう」と
佐々木さんは何度もおっしゃっていました。
今までの自分にとらわれる必要はありません。
「なぜ」やるのか、をしっかりと見つめ直すことが事業の軸や土台となっていきます。
最後の質問タイムでは、「今ブログ等で情報を出せる状況じゃないのですけど、いつからはじめれば?」
という問いが上がりました。佐々木さんはこう言います。
「すべて整ってからはじめるのではだめです。今日できることを考えましょう。
小さくはじめて意見を聞いて育てていくのです。協力者集めは事業がはじまる前からやりましょう。」
まずは行動してから考える。
これは他の方も一貫しておっしゃっていることです。
起業を成功させるには、悩む前にやってみる、そういった考え方を
もっていかなければならないのかもしれません。
本日は午前も午後も講師の方をお迎えし、インプットが続く1日でしたね。
コウカシタ創業スクールもいよいよ終盤に近づいてきました。
次週は資金調達と収支計画について。起業する際の金銭面の講座です。
事業の軸を見つめ直す1日です。
まずは前回の課題、”自分のプランについて100人に聞いてみる”をシェアします。
友人家族や現在のしごと仲間、Facebookでの投稿など、
様々な方法で声を集められてきたようです。
「自分の中でごちゃごちゃしていた部分に気がついた」
「厳しい意見をもらって課題が見えてきた」
「応援してもらえるなんて意外だった」
悩んでいる段階で聞いていいのだろうか、
プランを真似されるのではないかなど不安になりますが、
自分のプランを客観的に見るために有効な1つの方法です。
集まった声をすべて”受け入れる”のではなく、
一つの意見として”受け止める”ことがポイントです。
午前中のプログラムは、デザインディレクターとして活躍されている萩原修さんによる
「プロジェクトのデザイン」。
プロジェクトの見せ方、コンセプトの作り方などを考え、
今考えている事業を客観的に見る時間です。
萩原さんが関わられているプロジェクトを紹介していただきつつ、
デザイナーさんとしごとをするということ、
また萩原さん自身のしごとスタイルについてお話くださいました。
今は主に多摩地域で活躍されている萩原さん。
しかし、当初は「仕事は都心にしかないと思っていた」そうです。
また、萩原さん、極度の人見知りだそう。意外ですね。
人見知りだからこそ、知らない人を減らすために知り合うと発想で
知り合いを増やしていったそうです。まさに逆転の発想です!
萩原さんは、「つくるとつかうの間をつなぐのがデザイナーの役割と考えている」のだそう。
「くらしのためということを考えていないデザイナーは、デザイナーじゃないと考えているんです」。
モノではなく仕組みを含めてデザインしていく。
目的はなんなのか常に振り返ってみる、そのプロセスが大切なのだと萩原さんは言います。
そんな萩原さん自身がデザイナーとつきあう際、
大事にされていることを5つお話くださいました。
例えば、”信頼関係を築く”ため、最低限2人で3回くらい飲みに行かれるそう。
「お金以上に大切だと思っているのは、デザイナーがやりたいと思うデザインとどれだけシンクロできるか。
それが面白いものを生み出していく頼み方だと思っています」
また、信頼関係のできているデザイナーがいるなら、相談することで形が決まっていくことも。
「できるだけ早く相談した方がいいと思っています。僕もしごとの90%は打ち合わせ。
もやもやしてる中で相談しつつ、形にできるタイミングになったらやってもらうのがいいと思います」
信頼できる仲間と一緒にやる、企画書はつくらない、プレゼンテーションをしない等、
萩原さんとしてのしごとの”仕方”を持たれていることがよくわかります。
「いっしょに何かやりましょう」という萩原さんの言葉通り、
自分1人から始まった事業も、たくさんの人と一緒に形作っていくものなのです。
さて、午後からは「情報戦略」を学びます。
情報表現の第一人者であるメディアファシリテーターの佐々木博さんをお迎えしました。
子育ては熊本、東京でもしごとして、と多拠点生活に挑戦中という佐々木さん。
道具も場所もシェアすれば、コストも生き方もラクになるという、
シェアリングエコノミーを研究されているそう。
“みんなでやれば上手くいく”というシンプルな方法論です。
「事業は1人でやらないことが最大鉄則なんですよ」と佐々木さんは言います。
ポイントになってくるのは、自分の事業や思いを"語ってもらう"ということ。
ソーシャルメディア元年と言われる2010年以降、
情報はメディアからの一方的な発信ではなく、
お客さん同士でやり取りした上で商品を選ぶ時代。
人に「拡散希望!」とお願いしなくても、広げてもらうためにはどうすればよいでしょうか。
佐々木さんによると、
注目されるというより、コミュニケーションを誘発する種をいかにつくるのかが大切なのだそう。
「今日のスクールが終わったら、チラシでもホームページでもいいので、
プロトタイプを1つ作ってみてください」。
佐々木さんがオススメされたのは、無料のサービスをフル活用したブログ。
"なぜ"その事業をするのかというストーリーを発信し、
具体的にどんなニーズがあるのか、反応はどうか、
テストマーケティングをしてみることです。
短期的に来てもらって売りつけるメディアではなく、
長くファンになってもらうためにメディアをどう使うのかを考えることが大切なのです。
また、後半では「それぞれの事業のキーワードを3つ書き出し、タグ化する」というワークも行いました。
自分にとってポイントとなるものを3つ書き出すには、
対象はだれで、どんな悩みを持っているのか潜在的なところまで考える必要があります。
キーワードから色々な事業を考えてみたり、進めながらキーワードを考え直すことも大切です。
「この創業スクールの全6回の中で本当に自分が何をしたいのか見直しましょう」と
佐々木さんは何度もおっしゃっていました。
今までの自分にとらわれる必要はありません。
「なぜ」やるのか、をしっかりと見つめ直すことが事業の軸や土台となっていきます。
最後の質問タイムでは、「今ブログ等で情報を出せる状況じゃないのですけど、いつからはじめれば?」
という問いが上がりました。佐々木さんはこう言います。
「すべて整ってからはじめるのではだめです。今日できることを考えましょう。
小さくはじめて意見を聞いて育てていくのです。協力者集めは事業がはじまる前からやりましょう。」
まずは行動してから考える。
これは他の方も一貫しておっしゃっていることです。
起業を成功させるには、悩む前にやってみる、そういった考え方を
もっていかなければならないのかもしれません。
本日は午前も午後も講師の方をお迎えし、インプットが続く1日でしたね。
コウカシタ創業スクールもいよいよ終盤に近づいてきました。
次週は資金調達と収支計画について。起業する際の金銭面の講座です。