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【レポート】空き家を地域に活かす事例勉強会
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今日、全国的に空き家の数は増大し、深刻な問題になっています。
KO-TOがある小金井市でも、空き家を活用するための取り組みが始まりました。
今回は、その取り組みの第一弾である事例勉強会。
市内に空き家や空き部屋の活用方法を検討されている物件をお持ちの方や
店舗や事務所などの物件を探している起業家の方など約50名が集まられ、
予想以上の賑わいとなりました!
まずは小金井市経済課の田嶋さまから市の取り組みについてお話しをいただきます。
※小金井市では、地方創生に係る交付金事業の一環として、
市内の空き家・空き物件を調査・発掘し、
起業家が共有で利用できる店舗・事務所等の導入モデルを構築、
年度内にも試験運用を開始することを目指しています。
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今回、空き家を活用した事例紹介としてお越しいただいたのは、
株式会社まちづくり立川の代表でもあり、
所有する不動産をシェアオフィスなどに活用する取り組みを行う岩下光明さん、
英会話指導などを行うEdea合同会社の代表社員でもあり、
その傍らで「Airbnb」(世界192カ国の宿泊施設を掲載・発見・予約できるウェブサイト)のサービスを使って
自宅の空き部屋を外国人の宿泊施設として活用している太田祐貴さん、
東京学芸大学環境・プロダクトデザイン研究室の教授であり、
学生向けの男女共同の寮を展開されている鉄矢悦朗さんの3名の方です。
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株式会社まちづくり立川の岩下さんは
「ただ物件を貸すだけではなく、通常よりも多い収入になる
お互いがwinwinになれる関係を目指したかった」という理由から
有効に活用出来る方法を考えた、といいます。
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現在、立川にTXT(テクスト)というシェアオフィスや、ダンススタジオを
事業として展開されています。
不動産の活用を起業家さんと一緒にするときは
気心知れるまで話しをしてから「やらない?」という話になるそうです。
対話から、事業が生まれるのですね。
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一方、太田さんは物件を資産としてもっていたわけではなく、
Airbnbのために借りたそうです。
ある時イスラエルに旅に出た太田さんは
ゲストハウスは汚いし、ホテルは高い…と泊まる宿に困りました。
そんなときに「Airbnb」のサービスを利用したそう。
このときに快適だったというご自身の経験から「Airbnb」を始めます。
1泊3000円という安価な価格から多数の予約を頂いているそうです。
「けっこう儲かってます(笑)」と太田さん。
最近は最良物件の運営者として、NHKにも出演されたみたいです!
物件を借りて、さらに空いている部屋を貸すということをしている太田さんは
いわゆる物件を所有していて、貸すという形ではありません。
このようなやり方の際は「大家さんにきちんと話をすることが大事」といいます。
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学芸大学教授の鉄矢さんは学生向けの男女共同の寮を考案されました。
寮というのは大概が男女別になっています。
それゆえ、複雑な問題もあるそう。
「寮で、最初は4人で住んでいるという形だったのに、
知らないうちに1人が彼女をつれてきて…知らないうちに住んでいたんです(笑)」
さすがに、この状況はまずいということになり
住んでるメンバー全員で話し合ったそう。
この一件があったおかげで絆がさらに深まったみたい、といいます。
「物件を貸す側は、若者を支援している、というモチベーションがもてます。」
運営するがわだけではなく、
不動産を貸す側も、その街に貢献しているという感覚がもてるのは
気持ちがいいですね。まさに、お互いがwinwinな関係です。
また、長年住んでいる不動産側のネットワークを壊さないように、うまくつながっていくことが大切、とも言います。
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空き家に関しては古い物件も多くありますが、
あまりに古い場合、漏電などの不安があるため貸したがらないオーナーさんも多いそう。
そういった場合は最低限(お風呂、トイレ、キッチン等)の
リフォームをしなければなりません。
費用もかさむので、いかに安く済ませるかもポイントになります。
太田さんは、「住む人でDIYしていった方が面白いですよね」といいます。
また、まず空き家物件を活用する際は
町内会長、商店街の人、周りを巻き込むエンジンのような人と
地域の中でつながるとうことが大切なようです。
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「空き家活用」と一言に言っても、
そこには不動産の所有者と借りる側との良好な人間関係の構築や、
その物件の周りに住む地域の人々との連携があります。
そして、活用の内容も物件や関わる人に合わせて様々。
このような一つ一つのポイントと向き合ってクリアしていくことで、
「空き家」が最大限に活かされる方法が作られていきます。
小金井市での取り組みは続きますので、今後もぜひご注目ください!
KO-TOがある小金井市でも、空き家を活用するための取り組みが始まりました。
今回は、その取り組みの第一弾である事例勉強会。
市内に空き家や空き部屋の活用方法を検討されている物件をお持ちの方や
店舗や事務所などの物件を探している起業家の方など約50名が集まられ、
予想以上の賑わいとなりました!
まずは小金井市経済課の田嶋さまから市の取り組みについてお話しをいただきます。
※小金井市では、地方創生に係る交付金事業の一環として、
市内の空き家・空き物件を調査・発掘し、
起業家が共有で利用できる店舗・事務所等の導入モデルを構築、
年度内にも試験運用を開始することを目指しています。
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今回、空き家を活用した事例紹介としてお越しいただいたのは、
株式会社まちづくり立川の代表でもあり、
所有する不動産をシェアオフィスなどに活用する取り組みを行う岩下光明さん、
英会話指導などを行うEdea合同会社の代表社員でもあり、
その傍らで「Airbnb」(世界192カ国の宿泊施設を掲載・発見・予約できるウェブサイト)のサービスを使って
自宅の空き部屋を外国人の宿泊施設として活用している太田祐貴さん、
東京学芸大学環境・プロダクトデザイン研究室の教授であり、
学生向けの男女共同の寮を展開されている鉄矢悦朗さんの3名の方です。
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株式会社まちづくり立川の岩下さんは
「ただ物件を貸すだけではなく、通常よりも多い収入になる
お互いがwinwinになれる関係を目指したかった」という理由から
有効に活用出来る方法を考えた、といいます。
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現在、立川にTXT(テクスト)というシェアオフィスや、ダンススタジオを
事業として展開されています。
不動産の活用を起業家さんと一緒にするときは
気心知れるまで話しをしてから「やらない?」という話になるそうです。
対話から、事業が生まれるのですね。
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一方、太田さんは物件を資産としてもっていたわけではなく、
Airbnbのために借りたそうです。
ある時イスラエルに旅に出た太田さんは
ゲストハウスは汚いし、ホテルは高い…と泊まる宿に困りました。
そんなときに「Airbnb」のサービスを利用したそう。
このときに快適だったというご自身の経験から「Airbnb」を始めます。
1泊3000円という安価な価格から多数の予約を頂いているそうです。
「けっこう儲かってます(笑)」と太田さん。
最近は最良物件の運営者として、NHKにも出演されたみたいです!
物件を借りて、さらに空いている部屋を貸すということをしている太田さんは
いわゆる物件を所有していて、貸すという形ではありません。
このようなやり方の際は「大家さんにきちんと話をすることが大事」といいます。
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学芸大学教授の鉄矢さんは学生向けの男女共同の寮を考案されました。
寮というのは大概が男女別になっています。
それゆえ、複雑な問題もあるそう。
「寮で、最初は4人で住んでいるという形だったのに、
知らないうちに1人が彼女をつれてきて…知らないうちに住んでいたんです(笑)」
さすがに、この状況はまずいということになり
住んでるメンバー全員で話し合ったそう。
この一件があったおかげで絆がさらに深まったみたい、といいます。
「物件を貸す側は、若者を支援している、というモチベーションがもてます。」
運営するがわだけではなく、
不動産を貸す側も、その街に貢献しているという感覚がもてるのは
気持ちがいいですね。まさに、お互いがwinwinな関係です。
また、長年住んでいる不動産側のネットワークを壊さないように、うまくつながっていくことが大切、とも言います。
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空き家に関しては古い物件も多くありますが、
あまりに古い場合、漏電などの不安があるため貸したがらないオーナーさんも多いそう。
そういった場合は最低限(お風呂、トイレ、キッチン等)の
リフォームをしなければなりません。
費用もかさむので、いかに安く済ませるかもポイントになります。
太田さんは、「住む人でDIYしていった方が面白いですよね」といいます。
また、まず空き家物件を活用する際は
町内会長、商店街の人、周りを巻き込むエンジンのような人と
地域の中でつながるとうことが大切なようです。
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「空き家活用」と一言に言っても、
そこには不動産の所有者と借りる側との良好な人間関係の構築や、
その物件の周りに住む地域の人々との連携があります。
そして、活用の内容も物件や関わる人に合わせて様々。
このような一つ一つのポイントと向き合ってクリアしていくことで、
「空き家」が最大限に活かされる方法が作られていきます。
小金井市での取り組みは続きますので、今後もぜひご注目ください!