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【レポート】「コウカシタ創業スクール」Day5 創業のイロハ/売上予測と収支計画/資金調達と創業支援
いよいよ最後の講義となった「コウカシタ創業スクール」5日目。
最終回のビジネスプラン発表会に向け、
手続きやお金まわりの知識を一気に学びました。
講義の前に、“10人に事業プランを話す”という課題の成果をグループ内で共有。
「やっぱりお金の話が出た」「何が現実的なのかわかった」という声や、
「聞きたくないことまで言ってくれる人に出会えなかった」という意見がありました。
中には、否定や予想外の指摘に、落ち込んでしまったという方も。
誰かに事業プランを話すという行動は、今後ずっと続けていきたいプロセス。
パートナーを見つける気持ちで、本当に話したい人に思い切って会いに行ったり、
返ってきた言葉のすべてを受け入れるのではなく、
取捨選択して受け止めるに留めることも必要です。
それぞれの成果を聞いていると、
この課題で、次にすべきことがグッと具体的になってきているようです。
そして、講義の1本目。
税理士・行政書士の保坂正克さんから、
法人設立や決算の方法など「創業のイロハ」をわかりやすく解説していただきました。
「難しいことを難しくやってもつまらないので、
学校の授業みたいな感じで聞いてくださいね」との言葉でスタートした講義。
法人と個人事業主の違い、決算や納税など、
創業するにあったって必ず耳にするキーワードを
ポイントを絞って教えてくださいました。
「今日の第一印象として、
面倒なんだな、大変なんだなと思っていただけれていれば、それでいいんです。
何か新しいことをする前には、面倒な手続きがあるんじゃないかな、
スクールで何か言ってたなと思い出して、その都度調べて頂きたいんです。」
創業を前にして、事務手続きを理由に足踏みしてしまわないためにも、
不安になったら調べる、悩んだら相談するという姿勢でいることが大切です。
「友人にちょっと手伝いを頼むときの支払いは口約束でもいいのか」
「自分に合った税理士さんはどうやって探せばいいのか」など、
実際に事業を始めるにあたって気になる質問が続きました。
講義2本目は、「売上予測と収支計画」。
売上と利益の違いに始まり、
出資と融資、資産と負債・資本の関係などを
身近な商品や有名企業の決算書を例に学びました。
続いて行ったのは、
この日お昼を食べに行ったお店をケーススタディーとして、収支を予測してみるワーク。
物件の立地条件や席数、営業日のほか、
客単価や満席率から売上予測を算出していきます。
スタッフは何人ぐらいいたら回るのか、
減価償却費はいくらかかるのか、
全く見当がつかない部分も、質問をしながら数字を埋めていきます。
同じお店に行ったグループも、下は50万から上は400万円まで、
予想した利益に大きな差が生まれていました。
理由を探してお互いの計算を見比べながら、
「数字が1違うだけで全然違う」と驚く声が多く聞かれました。
今回、ほとんどの方が初めて取り組んだ収支予測。
実際に挑戦してみると、計算自体は小学校の算数でできるシンプルなもの。
えいやと数字を決めるのではなく、1つひとつシビアに考えていくことが大切です。
これから自分の事業プランでも同じ作業を行い、
経済的に持続可能になるよう数字に落とし込んでいきます。
最後の講義は、
小金井市市民部経済産業課の田嶋さんによる「資金調達と創業支援」。
「まずは、こんな制度があったんだなというのを覚えて頂いて、
ぜひ積極的にご活用ください」。
行政による小口事業資金融資あっせんの制度について、
これから創業するにあたってどのような融資が受けられ、
どんな審査があるのか、
パンフレットを見るだけではわかりづらい部分を丁寧にお話くださいました。
また、今回の創業スクールに参加することで受けられる可能性のあるメリットや、
スクールの会場でもある東小金井事業創造センターKO-TOをはじめ、
国からの認定を受けて市が行っている創業支援についてのご案内をくださいました。
創業するにあたって、自分でチャレンジしていくことも必要ですが、
1人でできると考えて抱え込まず、
プロや仲間を頼り、用意されている制度を最大限に活かすことも大切なポイントです。
(イラストリーム制作 歌工房)
スクールの様子を記録したイラストはこちらからダウンロードできます。
専門用語も多かった講義の内容を、絵と文字でわかりやすくまとめてくださっています!
スクールで新たな課題が見つかったり、
描いていたプランを変更している中で、
「進んでるのか、戻ってるのか不安になる」という参加者の方もいらっしゃいますが、
変化があるということは、間違いなく前進。
今は少しずつ進む角度を調節し、軌道修正していくタイミングです。
次回、12月13日(土)はついに最終回。
3ヶ月のスクールの集大成として、
プレゼンテーションの準備を行う「ビジネスプラン作成」、
先輩起業家や金融機関、行政の方など
ゲストもたくさんお迎えしての「発表会&交流会」を行います!
最終回のビジネスプラン発表会に向け、
手続きやお金まわりの知識を一気に学びました。
講義の前に、“10人に事業プランを話す”という課題の成果をグループ内で共有。
「やっぱりお金の話が出た」「何が現実的なのかわかった」という声や、
「聞きたくないことまで言ってくれる人に出会えなかった」という意見がありました。
中には、否定や予想外の指摘に、落ち込んでしまったという方も。
誰かに事業プランを話すという行動は、今後ずっと続けていきたいプロセス。
パートナーを見つける気持ちで、本当に話したい人に思い切って会いに行ったり、
返ってきた言葉のすべてを受け入れるのではなく、
取捨選択して受け止めるに留めることも必要です。
それぞれの成果を聞いていると、
この課題で、次にすべきことがグッと具体的になってきているようです。
そして、講義の1本目。
税理士・行政書士の保坂正克さんから、
法人設立や決算の方法など「創業のイロハ」をわかりやすく解説していただきました。
「難しいことを難しくやってもつまらないので、
学校の授業みたいな感じで聞いてくださいね」との言葉でスタートした講義。
法人と個人事業主の違い、決算や納税など、
創業するにあったって必ず耳にするキーワードを
ポイントを絞って教えてくださいました。
「今日の第一印象として、
面倒なんだな、大変なんだなと思っていただけれていれば、それでいいんです。
何か新しいことをする前には、面倒な手続きがあるんじゃないかな、
スクールで何か言ってたなと思い出して、その都度調べて頂きたいんです。」
創業を前にして、事務手続きを理由に足踏みしてしまわないためにも、
不安になったら調べる、悩んだら相談するという姿勢でいることが大切です。
「友人にちょっと手伝いを頼むときの支払いは口約束でもいいのか」
「自分に合った税理士さんはどうやって探せばいいのか」など、
実際に事業を始めるにあたって気になる質問が続きました。
講義2本目は、「売上予測と収支計画」。
売上と利益の違いに始まり、
出資と融資、資産と負債・資本の関係などを
身近な商品や有名企業の決算書を例に学びました。
続いて行ったのは、
この日お昼を食べに行ったお店をケーススタディーとして、収支を予測してみるワーク。
物件の立地条件や席数、営業日のほか、
客単価や満席率から売上予測を算出していきます。
スタッフは何人ぐらいいたら回るのか、
減価償却費はいくらかかるのか、
全く見当がつかない部分も、質問をしながら数字を埋めていきます。
同じお店に行ったグループも、下は50万から上は400万円まで、
予想した利益に大きな差が生まれていました。
理由を探してお互いの計算を見比べながら、
「数字が1違うだけで全然違う」と驚く声が多く聞かれました。
今回、ほとんどの方が初めて取り組んだ収支予測。
実際に挑戦してみると、計算自体は小学校の算数でできるシンプルなもの。
えいやと数字を決めるのではなく、1つひとつシビアに考えていくことが大切です。
これから自分の事業プランでも同じ作業を行い、
経済的に持続可能になるよう数字に落とし込んでいきます。
最後の講義は、
小金井市市民部経済産業課の田嶋さんによる「資金調達と創業支援」。
「まずは、こんな制度があったんだなというのを覚えて頂いて、
ぜひ積極的にご活用ください」。
行政による小口事業資金融資あっせんの制度について、
これから創業するにあたってどのような融資が受けられ、
どんな審査があるのか、
パンフレットを見るだけではわかりづらい部分を丁寧にお話くださいました。
また、今回の創業スクールに参加することで受けられる可能性のあるメリットや、
スクールの会場でもある東小金井事業創造センターKO-TOをはじめ、
国からの認定を受けて市が行っている創業支援についてのご案内をくださいました。
創業するにあたって、自分でチャレンジしていくことも必要ですが、
1人でできると考えて抱え込まず、
プロや仲間を頼り、用意されている制度を最大限に活かすことも大切なポイントです。
(イラストリーム制作 歌工房)
スクールの様子を記録したイラストはこちらからダウンロードできます。
専門用語も多かった講義の内容を、絵と文字でわかりやすくまとめてくださっています!
スクールで新たな課題が見つかったり、
描いていたプランを変更している中で、
「進んでるのか、戻ってるのか不安になる」という参加者の方もいらっしゃいますが、
変化があるということは、間違いなく前進。
今は少しずつ進む角度を調節し、軌道修正していくタイミングです。
次回、12月13日(土)はついに最終回。
3ヶ月のスクールの集大成として、
プレゼンテーションの準備を行う「ビジネスプラン作成」、
先輩起業家や金融機関、行政の方など
ゲストもたくさんお迎えしての「発表会&交流会」を行います!